白ナスの育て方(栽培終了かと思ったナスが復活。収穫時期になりました)

草勢が戻ったナス(白ナス)を収穫します

オーガニック栽培でのナスの育て方。栽培があまりうまくいかず、収穫をほぼ諦めていたナス(白ナス)ですが、草勢が復活。収穫時期をなんとか迎えることができました。(なぜ収穫できるようになったのか、畑のスタッフの方に聞いてみましたが、理由はわからず。)

収穫時期をむかえたナス(白ナス)の株
これから収穫するナス(白ナス)の実

病気が原因?なのか、実が全然つかないので、栽培をほぼ諦めてました。(6月下旬頃)

なすの栽培方法:おさらい(家庭菜園での白ナスの育て方)

ナスの土作りと植え付け(苗から育てる白ナス)

ナスの土作りは3月下旬。なす(白ナス)栽培に使う肥料は、牛糞堆肥と油かすと鶏糞です。ナスやトマトなど、露地栽培の夏野菜は植え付け適期が4月終盤から5月上旬です。なので、それに合わせて土を作ります。(元肥の肥料は、土と馴染むのに約1ヶ月かかる。)

ナスの土作り

今シーズンのナス栽培は、水はけを良くするため、土作りの時に畝を高畝にしました。(区画の土を一旦掘り下げてから、その上に土を盛って畝を作る。)

畝を立ててマルチを張る

ナスの植え付け時期は、4月終盤でした。植え付け後は、ナスの横に仮の支柱を立てます。ナスは栽培期間が長く、苗の植え付け(定植時期)から栽培終了までが約5ヶ月ほどあります。(苗を4月終盤に植え付けると、9月下旬くらいまで栽培できる。)

ナスの植え付け(白ナスの定植)

ナスの支柱立てと追肥

ナスの支柱を立て替えたのが6月初旬。(仮の支柱から太い支柱への立て替え。)支柱の長さは150cm、太さ(直径)は1.6cmです。

支柱の立て替え

同じ6月初旬には、ナスに追肥をしました。追肥に使った肥料は鶏糞です。有機栽培で育てているナスなので、肥料も有機質のものを使っています。

なす(白ナス)に鶏糞を追肥

なすの枝の仕立て方(白ナスの二本仕立て)

6月中旬頃になると、ナスの脇芽(側枝)が成長してきました。側枝が伸びてくると、ナス(白ナス)は整枝の時期です。

ナスの枝の仕立て方(整枝の仕方)は、プランター栽培向きの「1本仕立て」や、露地栽培向きの「3本仕立て」など、いろいろあります。今シーズンのナスの仕立て方は、「2本仕立て」にしました。(二本仕立て=中心の枝に沿わせる支柱1本と、側枝に沿わせる支柱1本、計2本の支柱を使った整枝方法。)

なすの整枝(白ナスの2本仕立て)

4月終盤に定植したナスが収穫時期になりました(白ナスの収穫)

ここまで、ナスの枝葉自体はそこそこ成長していました。でも、実が全然つかず、ほぼ諦めていたのですが、何とか収穫時期までたどり着けたので良かったです。ナスの収穫方法は、ヘタの上の部分をハサミでカットします。

ナスはヘタの上をカットして収穫する

なすは、収穫に適した大きさが10~12cmくらいなので、これぐらいのサイズで収穫するようにしましょう。

収穫したナス(白ナスの初収穫です)

収穫のタイミングを逃して、実が大きくなり過ぎると、ナス自体の食味が落ちてしまいますし、株も疲れてしまいます。(成り疲れ)ナスは、適切なサイズを、適切なタイミングで収穫するようにしましょう。そうすれば、株が長持ちして、結果的にはナスをたくさん収穫することができます。

以降は、追肥、剪定、整枝をしながらナスを収穫

以降は、追肥や剪定、整枝を定期的に行いつつ、収穫を続けていくことになります。ナスの追肥場所は、畝の下、通路との境目あたりに2ヶ所。1ヶ月おきに1ヶ所あたり、鶏糞30cc前後を入れます。

白ナスの追肥位置
追肥には有機肥料の鶏糞を使う
追肥した鶏糞には水をかける

ナスの剪定、整枝に関しては、枝ごと収穫する「1枝1果」のパターンで行うのが主流です。この方法だと、ナスの成り疲れを予防できて、栽培と収穫を長く楽しむことができます。

ナスの剪定
側枝の実は枝ごと収穫する

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白ナスや千両ナスなど、ナスの仲間は、わりと栽培期間が長いです。「1枝1果」でうまく育てて、株を疲れさせないようにすれば、9月下旬~10月くらいまで収穫を続けることができます。

白ナスの蕾と花と実

動画版はこちら

白ナスの育て方(栽培終了かと思ったナスが復活。収穫時期になりました)- YouTube