ミニトマトの育て方(脇芽かきと、2本仕立ての準備)
自家栽培でのミニトマトの育て方。今回は、ミニトマト(プチトマト)の脇芽かきについてです。脇芽の取り方についても解説します。ミニトマトのわき芽かきは、脇芽取りとか、脇芽摘み、芽かきともいいますが、やることは同じです。株の成長とともに発生する脇芽(側枝)を整枝して、ミニトマトの実の付き方や、枝の生え方を整えます。
ミニトマトは、植え付けから約20日が経過。4月終盤に植え付けたミニトマト(プチトマト)も、20日経つと、脇芽の発生が増えてきます。そろそろ脇芽摘み(わき芽かき)をして整枝します。ミニトマトの脇芽とは、茎と葉の間から出てくる新しい枝(側枝)のことです。
4月終盤に行った、ミニトマト(プチトマト)の植え付けの様子はこちら。
ミニトマトの脇芽の取り方(プチトマトのわき芽かき)
ミニトマトは、放任栽培で脇芽を伸び放題にしていると、脇芽の方にも栄養が分散してしまいます。脇芽が増えれば、ミニトマトの実は増えますが、1個あたりの大きさは小さくなります。出てきた脇芽は早めに芽かきをして、整枝しましょう。(ミニトマトの脇芽は、小さいうちに摘んだ方が、株への負担が少ない。)
ミニトマト(プチトマト)の脇芽の取り方は、脇芽の根元を指でつまみ、折り取るようにします。脇芽を取るのが遅れてしまうと、芽が大きくなってしまって、「どれが主茎で、どれが脇芽?」と見分けがつかなくなるので、注意しましょう。
ミニトマトの脇芽かきの注意点
ミニトマトの脇芽取りで気を付ける点ですが、芽かきはできるだけ晴れの日に行うようにしましょう。なぜかというと、トマトの仲間(ミニトマトに限らず、大玉トマトや中玉トマトも。)は、傷口・切り口から病気になりやすいからです。
脇芽摘みの時に晴れていれば、摘んだあとの傷跡もすぐに乾きます。ミニトマトのわき芽取りは、指で取るのが基本ですが、ハサミを使う場合は、病気の感染を防ぐため、清潔なものを使いましょう。
ミニトマトの仕立て方について(今年のプチトマト栽培は、二本仕立てに挑戦。)
ミニトマトや中玉トマト、大玉トマトなど、トマト類は栽培する際に、「1本仕立て」とか「2本仕立て」という言葉がよく出てきます。これは、メインで育てる茎を何本にするか?ということです。
1本仕立てとは、発生する脇芽を全て取り、中心の主茎1本だけを伸ばしていく育て方です。一本仕立ては、中玉トマトや大玉トマトなど、実が大きめのトマトに用いることが多い仕立て方です。(実が大きいと、栄養も多く必要になるため、あまり脇芽は増やしたくない。)私が去年育てた中玉トマトも、この1本仕立てで育てました。
2本仕立てとは、ミニトマトに用いられることが多い仕立て方で、主茎1本と、脇芽を1本だけ残して育てる栽培方法です。ミニトマトの二本仕立ては、メインの茎が2本になるため、収穫できる実の数も、一本仕立てより多くなります。トマトの1本仕立ては去年経験したので、今年はミニトマトを「2本仕立て」で育ててみたいと思います。
では、ミニトマトを二本仕立てにするとして、どの脇芽を残すか?ということですが、残すのは、花がついている「花房」のすぐ下の脇芽が良いです。花房のすぐ下の脇芽は、勢いよく育ってくれるので、残す脇芽に適しています。残した脇芽は、2本仕立て用の「側枝」として育てていきます。
以上で、ミニトマト(プチトマト)の脇芽かき、2本仕立ての準備は完了ですが、脇芽は次々に出てくるので、不要なものは早めに芽かきをして、摘むようにします。残した脇芽の方は、伸びてきたら太い支柱を立て、そちらへ誘引します。
去年の脇芽摘みの記事はこちら。良ければ参考にどうぞ。
今回の記事の動画版はこちら。
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